Daily Archives: 2016/11/30

カーボンニュートラルとは

カーボンニュートラルというのは環境化学の分野で主に使われる用語です。植物というのは光合成によって大気中から炭素原子を取り込んでいます。それによって植物の体を作り出しているのです。

やがて植物が燃やされてしまうと空気中に二酸化炭素が排出されるのですが、これは元々空気中に存在していた炭素原子を植物が取り込んだものとなっています。そのため、植物が成長の過程で光合成をして二酸化炭素を吸収して、最終的に燃やされる際に二酸化炭素を排出したとしても、大気中の二酸化炭素の総量には影響を与えていません。このように二酸化炭素の量が常にニュートラルな状態になっていることをカーボンニュートラルというのです。

一方、化石燃料を燃やすことによって二酸化炭素を排出するのはカーボンネガティブとなります。これは吸収される二酸化炭素よりも排出される二酸化炭素の方が多い状態のことをいいます。化石燃料というのは炭素が固定されてからかなり長い期間が経過しているのです。

そのため現在の視点で考えてみると、化石燃料を燃やすということは、突然二酸化炭素の大気中の量が増えることを意味しています。これは地球温暖化を促す原因となってしまうでしょう。カーボンニュートラルであれば原理的には二酸化炭素の量は常に一定となるのです。